半引きこもり主婦、このまま死ぬのか?

私の人生このままでいいのか、毎日家の中で自問自答してます。十年間、半引きこもりをしているので、不健康です。

夏祭り

私は、男性のシンガーソングライターが好きで、この人がテレビに出ていたら必ず見るって人が何人かいる。
その中の一人が、地元の夏祭りにやってくることになり、いてもたってもいられず、子供を連れて見に行くことにした。
5時間前に祭り会場に着くと、人人人でごった返して、隙間を縫って移動するのに汗だくになるくらい大変だった。
私の見たかった芸能人の前に、歌姫やお笑い芸人もステージに立って芸を披露した。
高音ボイスが売りの歌姫の歌に、子供は耳を塞ぐという失礼なふるまいをしたにも関わらず、通路にいた私たちと握手をしてくれた。
指先だけの握手だったので、潔癖症なのかな?と思っていたけど、少し前にX JAPANのヨシキがファンと握手して手首を痛めたニュースを思い出して、納得した。
楽器も弾く歌姫だから、怪我をしたら大変だもんね。見た目はテレビのまんま、とっても可愛かった。
お笑い芸人は、いいポジションが取れなかったので、声だけで楽しんだけれど、姿が見えないせいか、いまいち面白くなかった…。
そして、立ちっぱなし5時間の末、やっと、大好きなシンガーソングライターが現れた。
絶好のポジションが取れたので、目の前で見て、聴くことができた。
5、6曲フルで歌ってくれたので、それは完全にライブだった。これが無料なんて、申し訳ない。
夕暮れに、その人の声が染み入って、知っている歌詞なのに、初めて聞くような切なさを感じて、一つ一つ丁寧に大切に歌っているその人の真剣さに、本当に感動した。
誰一人、待ち疲れた顔をせずに、この時間まで頑張って待ってよかったって言ってるようだった。
一緒に頑張ってくれた我が子も、終わった一言目が、「感動した」だった。そして、「お母さん、泣いてたね」涙は出てなかったけど、心の中は泣いていた。見透かされたかな。
帰り道、子供と足が痛いねーって話しながら帰った。
この夏の日は私にとって宝物になった。

夏の終わりとまだ来ぬ別れ

夏休みの終わりが見えてきた。
家の外に出ると、セミの死骸がたくさん落ちていて、見つけるたびに、夏が終わってだんだんと秋になっていくんだと思い知る。
そんなある日、普段接触のない親戚から着信が入っていた。それも2件立て続けに。
うちの両親に何かあったのかと、実家や親のスマホに連絡するが、出ない。
不安で、バコンバコンと太鼓をたたくような動悸がする。
親戚に折り返しの電話をすると、私に渡したいものがあるから、お父さんたちから受け取ってーとのこと。今からうちの両親が我が家に行くからとの連絡だった。

なんだそれ。びっくりしたじゃないか。

安心するとともに、私は両親との永遠の別れを怖がっているんだと気付かされた。
普段は、あと十年生きててよーなんて笑いながら両親に話しているのに、それは別れへの恐怖心の裏返しなんだ。
平気な顔をするのは得意。
本当の気持ちを見せるのが苦手。
自分自身にも、自分の気持ちを見せないようにしているんだなと感じた一幕だった。
なぜ、親戚からの連絡だったかというと、両親ともに電話を家に忘れてきたから。
おいおい、びっくりしたよー。

ひさびさに笑った

バラエティ番組を見るのが好き。
今日は、一人になった隙を見て、ロンハーを見た。
子供に見せたくない番組っって言われてたけど、今でもそうなのかな?
こっそり見てるってことは、私もそう思っているんだろうな。自覚がなかったけど。

女性タレント同士で格付けしあうというコンセプトだったんだけど、その中の、他の共演者に褒められた丸山桂里奈さんの顔が面白すぎて、思いっきりツボに入って、声を殺して笑ってしまったー。
写メしてスマホに残しておけば良かったと後悔したほど。笑って涙が出るのも久しぶりで、若い頃みたいにこんなに爆笑できるのかーと嬉しかった。

久しぶりにテレビっていいなぁと思った。

思い出すとまだ笑える。
元気をくれてありがとう、丸山さん。

夏休み早々、口うるさい

『宿題やりな〜』
『着替えて歯磨きして顔洗いな〜』
『漫画、ゲームやめて』

一日中こんなことの繰り返し。

子供が壊れるな。

私も壊れるな。

過干渉をやめたい、とワードを入れて検索してみる。

最善策は、『子供を見ないこと』と書いてあった。自分のするべきことをやればいい。
確かにそうだな。
自分はすることがないから、子供を見張ってガミガミ言いたいだけなんだ。

変わりたい。
せっかくの夏休み、過干渉をやめたい。
切実な願い。

うちの子がいい

久しぶりに会った子供の友達の母親が、仕事を始めたらしく、充実した顔をして、以前とは全く違うスッキリとした身体になって現れた。
私と同じくらい太っていたのに、健康的な細さを手に入れ、忙しくて充実した生活を過ごしていると話してくれた。

この数ヶ月で環境を変えた彼女と、相変わらず家にいて引きこもり、身体はたるみまくって、シミシワ白髪に悩まされて、金銭も生まない、家庭だけで威張っている、視野の狭い自分、とても差がついてしまったように感じる。

彼女の子供は優秀で、うちの子より頭が良いようだ。
しかし、そんな彼女の子供に対して、羨ましいと思ったことが一度もなく、逆にうちの子で良かったと思ったことは数知れずある。
怒らない主義で育った彼女の子供は、統率力はあるが、一般常識がなく、誰彼に迷惑をかけることがよくある。
そんな時、お母さんは知らんぷりをしているので、私が保護者のように見られることがある。
私はそんな視線を浴びる前に、こっちのニコニコして常識ある子が私の子ですよ、とアピールする。
私はうちの子を誇らしく思っている。
いつでも穏やかで(ウチではワガママがひどいが)平和主義で、人として賢いうちの子はとても可愛い。

ひとりぼっちの子

最近、子供が友達数人からハブられてるようだ。
友達からすれば軽い気持ちなのだろうが、うちの子は毎日しょげて帰ってくる。

思い出すなぁ。
私もよく友達に帰り道に置いていかれてた。
同じくらいの年齢だったなぁ。
たぶん、あと一年大きくなれば、そういう嫌な扱いは無くなるんじゃないかな。私も、その頃から親友という存在が現れてきたから。

ただ、少し気にはなっている。
うちの子はウンチクが多くて、ウザがられやすい。言うことが回りくどいという感じ。それに付け加え、自己中心的でもある。
友達と遊んでいる声を聞くと、みんながウザがっているのがよくわかる。
もう少し、友達の気持ちを考えてみたら?と話すけれど、他人の気持ちはわからないと言われてしまった。そりゃそーだよなぁ。
子供の世界も大変だなぁ。